地震・津波に関する防災アンケートを行いました!

以前に比べると移住地を決める際、地震や津波について聞かれることが少し減ったような気もしますが、避難訓練が定期的に行われ、防災意識の向上を図っています。
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http://www.town.minami.tokushima.jp/minami-map/

美波町役場のホームページには津波避難マップも掲載されていますが、移住者して来られた方にもそうした情報を知ってもらおうと、平成29年11月15日(水)、徳島大学地域創生センター学術研究員の井若さん、徳島大学学生の後田さん、移住コーディネーター小林さんの3名が中心となって、移住者を対象とした防災に関するアンケート調査をで行いました。

美波町に移住した方の地震・津波へ関心度や移住後の防災意識についてヒアリングし、今後の防災対策にいかすことを目的にしていて、約20名の移住者を対象にアンケートを行います。

アンケートは「避難場所を決めていますか?」「どのくらいの高さに避難しますか?」「自宅から避難場所までの経路は?」「過去に災害の経験はありますか?」など12項目。

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長野県から移住された方は、避難場所・経路について把握されていましたが、「避難訓練があると町内放送で言っているけど、参加していいのかわからない」と回答。

確かに!

地区によって対象者が違う場合もあるので、広報などを見ていただき、こまめにチェックいただくよう、お願いしました。

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また神戸から移住された60代ご夫婦は震災以外にもこの前の台風について話され、「家がすごく揺れて怖かった」といわれていました。美波町でも屋根の瓦が飛ばされ、大きな被害があった家もあるので、台風の対策も課題です。

徳島大学地域創生センター学術研究員の井若さんによると、「移住して数年の土地勘がない間は、適切な避難経路に関する知識や情報がなく困っている。アンケートによると移住者の多くが町内防災訓練に一度は参加し、避難場所や避難経路の確認を行っている。また、今後は役場や自主防災会と連携し、移住時に適切な避難場所や避難経路の案内、経路における危険箇所の説明が必要」といわれていました。

避難経路が分かっていても、なんらかの理由で塞がってしまったり、その道を通れなくなることもあります。いざというときのためにも地域との連携や日ごろのコミュニケーションを大切にし、自助・共助に努めたいですね。