【レポート】障子・襖はりワークショップ、行いました!

移住して来られる方たちの住処となる空き家。
そのまま住める家はごくわずかで、多かれ少なかれ改修が必要です。
移住者を希望される人は、改修も「楽しみながら自分たちでやりたい」というが増えています。

お金もかかるし、これからの暮らしを考えても、ちょっとした修繕の知識はあった方がいい。
というわけで、DIY入門編として「障子・襖貼りワークショップ」を9月13日に行いました。

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「障子くらい教えてもらわなくても貼れる」という人もいるかもしれませんが、最近の住宅事情からすると障子のある家の方が少ないですから、障子を貼ったことがない人、意外と多いんです。

今回はワークショップ用に古い障子は剥いでありますが、古い障子をきれいにとるには湿らせた雑巾で丁寧に剥がしてください。理想は一晩川につけておくこと!ムリに剥ごうとすると古い障子は枠が、けば立ってしまいますので気を付けて。

★用意するもの
障子紙、のり、刷毛(あれば)

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まずは障子の枠にのりを塗ります。できるだけ枠からはみ出さないように塗るのがポイント。
塗ったら障子紙を広げ、刷毛で紙が破れないよう抑え、いらない部分はカッターで切り落として出来上がりです。IMG_9922

続いて襖です。

★用意するもの
襖紙、のり、刷毛、カット定規

道具一式は「張り替えセット」として売っている場合もあるので、ホームセンターなどで聞いてみて下さい。IMG_9939

まずは畳にのりがつかないよう、ブルーシートかビニールを敷きます。
襖紙に模様がある場合、あらかじめ上下が分かるよう、しるしをつけておきましょう。

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襖紙を広げてのりをつけ、のりを塗った面を内側にして折りたたみ、刷毛で中央から素早く空気を抜いて伸ばします。IMG_9935

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取っ手の部分はあらかじめ外して行う方がいいですが、古い襖は取っ手を外すとボロボロになる場合があるので、そのぶぶんだけをカッターで切り抜く方がいいでしょう。

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はみ出したのりをふき取って出来上がりです。

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今後も田舎暮らしに役立つワークショップを企画しておりますので、ぜひご参加ください。

開催日時はフェイスブックページでお知らせしています。

 

 

 

 

 

【レポート】地域ベンチャー留学2016@四国の右下

“留学”と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
語学取得や、スポーツや音楽などの才能を磨くために海外へ…というのが一般的ですが、“駅前留学”なんてスタイルも流行しましたね。
しかし、今、留学のトレンドは“地方”なんです!

etic NPO法人Etic.(エティック)が行っている『地域ベンチャー留学』は30日間の実践型インターンシップ。地域の課題解決や地域資源の有効活用を目的として、地方の中小企業がインターンの受け入れを行い、学生たちにチャレンジの場を提供します。
(参考サイト http://cvr.etic.or.jp/

インターンシップを課外授業と捉え、参加することで単位が取得できる大学もありますが、『地域ベンチャー留学』に参加する学生たちは、単位取得のためというより、スキルアップや都会では得ることのできない体験を重視して参加します。滞在中の家賃については助成がありますが、食費などの生活費は自腹。地元の人にしてみれば「こんなところに来たって、何にもない」という田舎こそ、若者にとっての宝島。自らの時間とお金を使ってでも行きたい“留学先”なのです。

この夏、四国の右下エリアに参加した学生は8名。
受け入れ先企業と取り組んだ課題は次の通りです。

■株式会社大竹組

大竹組の魅力を徹底インタビュー&地元学生への発信プロジェクト!

■株式会社あわえ

産直レストランodoriを舞台に地域産品のブランディングや地域広報に取り組もう〜with 美波クリエイターズスクール

■株式会社オオキタ

買物難民支援と、おはあちゃんたちの「コンシェルジュ」プロジェクト

■株式会社 トータス

“人にも自然にも優しい次世代の衣作り”のPRツールをつくる!

彼らがこの夏、どんな体験をしたのかを知るべく、『株式会社オオキタ』のプログラムに参加した早稲田大学2年の鈴木総一郎さんと東洋大学2年の田中綾華さんの最終プレゼンテーションにお邪魔しました。

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『オオキタ』は地元のスーパーマーケット。町の高齢化に伴い、店舗へ来ることが難しい“買い物難民”のため、小型車1台に生鮮食料品や生活用品など約1500点を積んで自宅の庭先まで販売に来てくれる移動スーパー『とくし丸』も取り入れています。
(とくし丸についてはコチラ 参考サイトhttp://www.tokushimaru.jp/

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「買物難民支援と、おはあちゃんたちの「コンシェルジュ」プロジェクト」という課題解決のため、『とくし丸』にも同乗した二人。そこで感じたのは一対一の対面販売が築く信頼関係と、地域のコミュニティーに根付いた安心感がもたらす買い物満足度。
東京でも「スーパーでアルバイトをしている」という田中さんは「よりよいサービスとは、品揃えの多さや便利さだと思っていた」と話し、陳列棚の高さや通路の広さ、買い物途中に高齢者がちょっと座れるスペースを設けるなどのなど店舗のハード面についても提案。
IMG_9835 (2)『とくし丸』が地域の課題解決とビジネスとして成功していることに着目し、志願した鈴木さんは、衛生面や欠品の際の入荷情報、ポイントカードなどすぐにでも改善できるソフト面での提案も行いました。 IMG_9858 (2)日頃スーパーを利用する生活者の視点にそった提案の数々はどれも素晴らしく、同席した『オオキタ』の福山部長も感心しきり。
IMG_9870 (2)その様子をあたたかく見守っていたのが、彼らが滞在中のお世話をしていた石本さん。「最初、『フィリピンの山奥に来たみたい』って言われてショックだったんですけど、たくましくなったと思います。『虫が出る!』とか『クモが…』って騒いで、都会の子やなって思ってたんですが、よく頑張ったと思います」と評すると、
IMG_9902 (2)「インターネット調べて、頭でわかった気になっていました。自分の目で見て、感じて知ることの面白さを体験できました。努力といえばこれまで自分のためにしかしてこなかったけど、『オオキタ』さんのために社会人として努力できたような気がします」と鈴木さん。

田中さんは「石本さんに『ムリって言ったらそこで終わってまうやろ!』って言われて、あきらめずに具体的な提案をすることの大切さを教えてもらった。東京に戻ってからも自分に何ができるか、考えたい」と話しました。IMG_9828 (2)

『地域ベンチャー留学』は全国で約10地域が実施しています。四国の右下エリアでも引き続き来年もインターン生を募集する予定。チャンスがあれば、ぜひ、参加してみてください。

 

 

 

【レポート】瀬戸内くらしフェアに参加しました!

【レポート】瀬戸内くらしフェアに参加しました!

9月18日(日)、東京交通会館12階ダイヤモンドホールで行われた「瀬戸内くらしフェア」に参加しました! 20160918_104758

瀬戸内海に面した10県が参加して行われた移住フェアで、主催はNPO法人ふるさと回帰支援センター。昨年までは各県のブースのみの出展でしたが、今年から希望する市町村もブースを出展できるようになりました。

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特徴的だったのは「海」、「山」、「まち」のエリアに分かれたゾーニングが行われていたこと。それに合わせたトークセミナーも企画され、NPO法人ふるさと回帰支援センターのスタッフが各エリアでの暮らしをイメージしやすいよう、飾りつけされていました。

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徳島県からは美波町が「海暮らし」エリアに出展。セミナーでは移住コーディネーターの小林陽子さんが参加し、美波町での暮らしについてお話されました。「会場で少しでも目立ち、ブースに立ち寄ってもらおう」と毎回衣装にも気を配る小林さん。今回のイメージは小池百合子東京都知事を意識したグリーンのスーツです。

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海暮らしトークセミナーでは、「最近移住担当になった役場職員」、「移住してカフェを経営する移住者」などが並ぶ中、小林さんの存在は際立っています。「移住者のお世話をして30年。お世話した方の定住率は100%。2ヵ月間は24時間サポートします。すぐに住める空き家もあります。リフォームもやります。何でもご相談ください」という言葉に、会場がグッと引き込まれます。

20160918_112454_004この話を聞いた方が次々と美波町ブースを訪れ、新規で8組の相談がありました。来町し、家を探すことになった方たちや、すでに移住を決め、役場に提出する書類を届けに立ち寄られた方もいらっしゃって、満員御礼。

フェアの来場者は317名。台風接近で天候も心配されておりましたが、たくさんの方にお越しいただき、盛況のうちに終了しました。

★次回、東京でのフェアは…

2016年10月22日(土)ふるさと回帰フェア @東京国際フォーラム

2016年10月30日(土)四国暮らしフェア @東京交通会館12階

移住の第一歩は、担当者に信頼して話ができるかどうか。「家を買う・借りる」、「仕事を辞める・決める」など人生を左右する大きな決断の連続が移住です。安心してご相談いただけるよう、サポートしてまいりますので、お気軽にお立ち寄りください。