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【海陽町サーフィン移住体験記】人生であと何回良い波に乗れる?
2023.12.04
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週末サーファーから毎日サーファーへ。海陽町移住で人生が変わった
2023年9月某日、海陽町の宍喰(ししくい)にある『大手海岸』では今日も多くのサーファーたちが波乗りを楽しんでいます。大手海岸は全長1kmもある広いビーチ。目の前には温泉施設もあるため、冬でもサーフィンポイントとして人気の場所です。
そんな大手海岸でサーフィンを楽しんでいる一人が、神戸市から海陽町に移住してきた奥井さん。それまでは神戸市在住だったため、休日になると先輩に連れられて徳島県南部の海陽町や和歌山県の南紀エリア、冬の日本海などに遠征していたのだとか。
「先輩に連れられサーフィンに行くときは海陽町や和歌山が多かったんですけど、海陽町は昔は人も少なくのんびり過ごせるし、比較的波も安定していて、サーフィンができないってことはほぼなかったんです。だからどちらかと言うと海陽町が遠征先のメインでした」
そう話す奥井さんは、週末に海陽町に通い続け、2014年ついに海陽町に移住することになります。週末サーファーから、毎日サーファーへ。人生を変える大きな決断をした奥井さんですが、その決め手は何だったのでしょうか?
「人生であと何回良い波に乗れる?」
「移住しようと決断したきっかけになったのは、サーファーの先輩から言われた言葉だったんですよ。『週末だけサーフィンに行く“週一サーファー”のままで、人生であと何回良い波に乗れる?」って言われて。その言葉を聞いて、確かにこのままだと数えるほどしか良い波に乗れないかもしれないと思って、真剣に移住を考えるようになりました」
それがきっかけとなり、2014年に海陽町へ移住し、『Bowls』というカフェバーをオープンすることになる奥井さん。移住してから10年ほどになる奥井さんは、海陽町の地で立派なお店も経営し、移住成功組といえる一人です。ですが、この10年で、移住後すぐに地元に帰っていってしまった人を何人も見たのだといいます。
「海陽町は決して便利な町ではないですし、当然仕事も都会の方があります。暮らしやすさでいえば都会の方が断然上でしょうね。それと、田舎ならではの人付き合いもありますし。移住してきてもそういった部分で馴染めずに帰っていってしまった人は何人もいます。だから、サーフィン移住という意味で言えば、ポイントは不便さだったりというデメリットを上回るサーフィンへの気持ちがあるかどうかだと思います」
僕のサーフィン移住の理由は「良い波に乗りたいから」ただそれだけ
奥井さんが海陽町に移住してきた理由は「自分にとっての“良い波”に乗りたいから」というシンプルなものでした。結果として、神戸から移住してきて気が付けば10年になっていたのだといいます。
「今では毎日サーフィンに行けますからね。だからこそ、良い波にも出会えるんです。都会に住んでいる週一サーファーでは良い波に出会える確率はどうしても低いので、先輩の『人生であと何回良い波に乗れる?』という言葉をきっかけにサーフィン移住をして良かったなと思います」
良い波に出会うべく、今日も明日も海陽町の海でサーフィンをする奥井さん。都会から海陽町へ移住してきた奥井さんだからこそ、この町で暮らす多くのコツを持っています。海陽町へのサーフィン移住を検討している方は、一度奥井さんのお店に行ってみてはどうでしょうか?
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Bowls
徳島県海部郡海陽町四方原字杉谷10-4
営業時間/18:00-24:00
定休/木曜
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