2009年に青年団が中心となって結成。メンバーには那賀高校の人形浄瑠璃部の生徒もいて、新人でも演目によっては主遣いを担当できるチャンスもある若い世代が活躍する人形座だ。コロナ禍で公演は全面的に中止となっているが、現在は「農村舞台」の利活用にも取り組み、周辺の景観保全に尽力している。その甲斐あって木や草に埋もれて見えなかった棚田や、あぜ道も見えるようになり、自然に囲まれた農村舞台周辺の原風景が復活。今後、桜を植える計画もあるのだとか。「おまはんら、ようがんばっとるな(あなた方はよくがんばっていますね)」と声をかけられることも増え、黒子の衣裳を縫ってもらうなど地域の人達に活動を支えられているという座員のみなさん。町ぐるみで郷土の文化を守り、未来へとバトンを繋げている。(四国の右下掘り下げ隊/社会人 Aさん)
◎問い合わせ
丹生谷清流座 https://www.facebook.com/seiryuuza/
★人形浄瑠璃用語解説
・農村舞台・・・人形浄瑠璃のための野外ステージ(通常は神社に併設されている)。
・主遣い・・・人形浄瑠璃は3人1組で1体の人形を操る。かしらと右手を遣う人を主遣いといい、左手を動かす人を左遣い、足を動かす人は足遣い。一般的には足遣いから始め、主遣いになるまでは何年もの修業がいると言われている。
■丹生谷清流座出演情報
『寿二人三番叟』を八面農村舞台で披露します。その後、農村舞台の新たな活用についてのトークセッションもあり。お申込み期限は2022年2月25日(金)まで。皆様のご応募をお待ちしております!
詳細は以下リンク先の徳島県立総合大学校HPをご覧ください。
https://syougai.tokushima-ec.ed.jp/srch_event/650976.html
☆申込先(南部総合県民局)
メール:nanbu_c_m@pref.tokushima.jp
FAX:0884-74-7337