かつて山の資源だったシカやイノシシは、里へ下り、ここ数年は町中にも出没し、農作物に被害を及ぼしている。こうした獣害対策に取り組む地域おこし協力隊として活動する吉田さんは、箱罠を使って個体数調整を行っている。「シカが多い山を鹿山、イノシシが多い山を猪山と言うんですが、那賀町は断然、鹿山。毎年、処分数の目標値は達成しているんですが、シカは増えやすい動物なので、自然減ということはなく、気を緩めるとすぐにリバウンドします」。罠を仕掛けていれば捕まるのを待つばかりと思いきや、何度も足繁く現場に通い、餌の位置を微調整しながら罠に誘い入れるのがプロの技。『合同会社獣害対策研究所』も立ち上げ、山での活動をさらに深めていきたいという吉田さん。「現場が近いことが活動のメリット」と話してくれた。(四国の右下掘り下げ隊/社会人 Mさん)
◎合同会社獣害対策研究所
http://jugai119.moon.bindcloud.jp/
※吉田さんが書かれた『モンキードッグ―猿害を防ぐ犬の飼い方・使い方』について
詳しくはこちら↓
http://shop.ruralnet.or.jp/b_
※この記事は『四国の右下掘り下げ隊』の活動で作成されたものです。