那賀町長 坂口博文さん 四国の右下インタビュー

林業再生によるで町の活性化。
全ての世代が安心して暮らせる町に。

平成17年3月に鷲敷町・相生町・上那賀町・木沢村・木頭村が合併して誕生した那賀町。人口減少や高齢化、財政難など山積する課題の解消に向けて、坂口那賀町長は就任してから行政改革を推し進めてきました。

「人口減少を食い止めるには、まず働く場所が必要です。那賀町が有する森林という大きな資源を活かして、林業で雇用の場を作りたい」。

木材価格は下落の一方で、林業で生活していくことが難しくなっている近年。しかし町では豊富な森林資源を活用した地域振興を行うため『林業マスタープラン』を策定し、林業活性化に向けたさまざまな事業に取り組んでいます。

また森林に特化したカリキュラムで地方創生の担い手を育成する『森林クリエイト科』を那賀高校に設けました。

那賀町の魅力に、美しい自然と豊富な農産物も挙げてくれました。

「那賀町は標高約50mから高いところでは約700mと、かなり高低差がある場所です。そのため環境に合わせた適地適作で、いちご・すだち・ゆずなど、多くの種類の作物を栽培しています。こんな町はちょっと他にはないと思いますね」。

働く場を確保して、人口の減少を抑え、高齢者や子どもが安全で安心して暮らせる町を創る。県や国と連係を積極的にとって、森林や道路、堤防、ダムなどの整備にも力を注いでいるそうです。 

那賀町で生まれ、ずっと那賀町で生きてきたという坂口町長。若い人たちに那賀町にずっと残ってがんばってほしいという想いはありますが、一方でこんなエールも贈ってくれています。

「那賀町で生まれた若い人たちには、都会や全国に出て、くじけず前向きにがんばってほしい。那賀町出身者が活躍することは嬉しいし、誇りです。そして都会で得た経験を、また帰ってきて那賀町で活かしてくれれば」。

目の前に課題や壁があるほど、やりがいがある。自身も信念を曲げず「これからも変わらずチャレンジし続けていきたい」と話してくださいました。