「都会にある仕事」には代えがたいモノが地方にはある~映像クリエイター小林大介さん~

牟岐町に移住交流情報を扱うウェブメディア『MUGIZINE』が誕生しました!タイトルは「牟岐人」と「マガシン」をかけた造語で、町で暮らす人の様子を雑誌のような豊富なコンテンツとインタビューを中心とした読み物で構成されています。このサイトを手がけたのが、牟岐町在住の映像クリエイター小林大介さん。地域おこし協力隊として牟岐町に移住し、起業した経緯を振り返りながら、現在の暮らしについて寄稿いただきました。小林さんのYouTubeチャンネルには自身の好奇心がそのまま投影され、何気ない普段の料理映像にもささやかな感動がきちんと写し出されています。どれも素敵なので、ぜひご覧になってみてください。

YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/user/enigamid/
ウェブサイト
http://www.elvin-ray.com

メール
enigamid@gmail.com

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こんにちは。海部郡牟岐町に住んでいる小林大介と申します。

不思議なもので、全くゆかりのなかった徳島県海部郡牟岐町に移住をして、いつの間にか4年と半年以上が経とうとしています。

ここではボクの今とこれからを、軽く過去を振り返りつつ書いてみたいと思います。

きっとこれを読んでいるのは、移住に興味を持っていたり、今の生活環境を変化させたかったり、何かしら行動を起こそうと考えている方々が多い気がしていますので、地方に移住することや田舎での仕事のあり方など、皆さんの何かの参考になればと思います。

 

日本の地方を見たくて移住

ボクが牟岐町に移住したのは、四国を旅したことで出会った人とのご縁があり、牟岐町の地域おこし協力隊として赴任したのがキッカケでした。

もともと愛知県出身で、30歳までずっと愛知県で生活をしていたのですが、四国を旅する直前は生活拠点をオーストラリアのバイロン・ベイに移し、約2年ほど住んでいました。

ここはバイロン・ベイのThe Passというビーチ。ボクはこの夕日の時間帯に写真を撮りに行くのが好きでした。

バイロン・ベイとは人口がたった約3万人程度(海部郡は約1.9万人)のとても小さな町にも関わらず、年間150万人以上の観光客を呼び寄せることに成功をしている、自然の価値を本当の意味で理解し、観光資源として扱って成功をしている世界的にも数少ない観光地です。

住んでいると渋滞や人が多すぎて逆に困るシチュエーションも多かったのですが(汗)、ボクも住んでいるうちにバイロン・ベイに魅了をされましたし、今でもいつでもバイロン・ベイに帰りたいと思っているぐらい好きな場所です。

ただそこに住んでいて、「日本の地方はどんな感じなんだろうか?」と感じることが多くなり、実際に自分の目で日本の地方を見たくなり…というのも、実はそれまでボクは日本の地方の観光地や衰退を意識してきたことが全くありませんでしたので、帰国し、地方を見て周るためにまずは四国を旅をしてみたというわけです。

そして地域おこし協力隊という制度を利用し、そのまま定住をしたのです。

地域おこし協力隊は二年と半年ほどで退任をし、今はフリーランサーとして活動をしておりまして、早いもので今年で三年目に突入です。

 

地方でデジタルコンテンツ制作

今はコンピューターやデジタルテクノロジーを使ったデジタルコンテンツの制作を変わらず牟岐町に住みながら行っておりまして、例えばウェブサイトを構築したり(バイロン・ベイに移住をする前はウェブサイトを作るお仕事をしていました)、デジタルカメラを使って写真を撮ったり、映像制作を現在は中心に行っています。

撮影現場は徳島に限らず四国で撮っていることが多いのですが、それを山に囲まれた自宅に持ち帰って編集。

東京などの都会に行った方がこうしたお仕事は多くあると思いますが、目の前の山の景色や、ちょっと車を走らせるとアクセス出来る海など、「都会にあるお仕事」には代えがたいモノが地方にはあると、ボクは常々感じています。

地域おこし協力隊時代から、以前から好きだったコンピューターを更に追求するようになり、一眼レフの楽しさにどっぷりとハマって、毎日1000枚以上も写真を撮っては現像を繰り返す毎日を送ったり、ドローンを購入し、田舎の今まで見たことのない風景を撮影し、それを編集することをで映像制作を始め、映像制作を学びながら作品を作っていくうちに、いつの間にかお仕事としても制作するようになったのが独立のキッカケだったように思います。

例えば、独立した後に牟岐町から依頼されて制作したPR動画。

町に移住したキッカケや、その後の数年間の活動が地域おこし協力隊だったこともあり、町との関わりは退任してからも多く、独立をした後も牟岐町と一緒にお仕事をさせていただくことも少なくありません。

 

ウェブメディア「MUGIZINE」の立ち上げ

平成30年度からも、牟岐町が移住に興味のある方、もしくは移住に関わらず牟岐町に関わりのある方々に向けて情報発信を行っていきたいという要望から、ウェブマガジン形式のウェブメディア『MUGIZINE』を立ち上げました。


https://mugizine.jp/

牟岐に住む人々にインタビューを行い、コンテンツ化している『MUGIZINE』。

こうしたデジタルコンテンツは、移住に興味のある方に読んでもらうことでリーチできることと、デジタルでアーカイブ化していくため、半永久的に価値を生み出すことが出来るのがなによりも強いと感じています。この取り組みや制作により、牟岐町の移住に興味を持つ方や移住者や交流人口が増えていくと制作をしている側としてはこの上ない喜びです。

 

YouTube動画も制作

自身で映像も撮れるし、編集も出来るので、時代に乗りせっかくならとYouTubeでも動画をアップしていたりもします。

これは徳島県に移住して心から良かった!と思えることのひとつ「すだち」と出会ったことで、すだちを使った料理動画を撮りたくなって撮ってみたものです。よくある移住者話ですが、徳島県に移住する前はかぼすとすだちの違いを意識したことは全くありませんでした(笑)が、すだちは本当に最高に好きな食べ物のひとつとなりました。

なのでこの動画は一見鮎が主役に感じられますが、主役は実はすだちです(笑)

徳島県は美味しいものが多いのにも関わらず、いまいち上手にPR出来ていなく勿体無いなと感じることも多くあるので、例えばこうしたすだちを使った料理動画は、ボクの地産地消的なアプローチや料理動画プロジェクトとして、何か形にしていきたいなと感じているところです。

最後に

というわけで、ボクの移住から現在を簡単に書かせていただきました。

ボクは今牟岐町に住んでいますが、これから先ずっと牟岐町で暮らしていくのかと考えると、確実な答えは見つかりません。ただ、間違いなく言えるのは牟岐町が好きですし、牟岐町でお世話になっている人たちがいるからこそ、今牟岐に住めているのだということです。

なので、移住に興味を持っている方や、田舎での仕事について興味のある方が、動画を観て牟岐町に興味を持ったり、MUGIZINEを読んで興味を持ってもらったり、時には実際に足を運んでくれたり、鮎の塩焼き動画を観てすだちを絞ってみてくれたら、ボクはこの上ない喜びですし、今後も文章や写真や動画を観ている人に、価値を与えられるお仕事をこれからも地方で続けていこうと思っている次第です。