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【インタビュー】前田恵町長に聞く 海陽町の移住事情

サーフィンのメッカとして、古くから全国のサーファーたちの移住候補地となっている海部郡海陽町。ここは、美しい海だけでなく、山、川と自然の三拍子が揃った町です。そんな海陽町の魅力や、移住者に向けた取り組みなどを、前田町長に伺いました。

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―転出者を減らすことはなかなか難しく、徳島県でも多くの地域が『消滅可能性都市』に名前を挙げられている中、『移住者』は地域を保ち、発展させていくための重要な要素です。今、海陽町の移住の状況はどうでしょうか?

前田町長:海陽町は、サーフィンのメッカとして有名ですから、昔からサーファーの移住者が多くいました。しかし、かつてサーファーの移住者というのは、地域住民から受け入れられてはいませんでした。それは、サーファーのマナーが悪かったことに起因します。上半身裸で町中をうろつく、海にゴミを残して帰る、など地元住民にとって彼らは“迷惑な人たち”でしかありませんでした。ですが、近年その状況は大きく変わってきたんです。海の清掃活動をするなど、彼らのマナーは改善され、地域に受け入れられるようになってきました。今でもサーフィンを求めてくる移住者は後を絶ちません。

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―そのような移住者は海陽町でどのような暮らしをしているのでしょうか? 仕事はどうしていますか?
前田町長:自然が好き、海が好き、サーフィンが好きなどの共通点はありますが、いろんな業種の方が移住してきています。サーフィン好きのお医者さんもいましたね。趣味を楽しむため、海陽町で病院を開業されています。こちらにきて農業を始める方もいれば、サーフボード作りなど完全に趣味を仕事にしている方もいる。もちろん、移住者を受け入れてくれる企業もあるので、普通に就職される方もいますよ。

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―海陽町に来れば、同じような趣味を持った仲間にたくさん出会えそうですね。サーフィン以外の海陽町の魅力についてはいかがでしょう?
前田町長:まずは、過ごしやすい温暖な気候ですね。私の記憶では過去15年は本格的に雪が降ったことがありません。その上で、海はもちろん、山、川と自然の三拍子が揃っていることが最大の魅力です。マリンレジャーだけでなく、山遊びから川遊びまで何でもできる。こんなに自然に恵まれた場所はないですよ。全ての自然があるから、海・山・川それぞれの食べ物が全部味わえます。また、田舎町ならではの人情味も魅力ですね。かつては印象が悪かったサーファーでも、今ではみんなが温かく迎えてくれますよ。

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―移住に関する現在の取り組みを教えてください。
前田町長:移住の際に必ず必要になるのが、住居と仕事です。住居については、現在海陽町の空き家調査を行っています。空き家の耐震診断や修繕箇所の有無について調査し、改修を行い、移住者に活用していただきたいと思っています。また、仕事については、誰でもきゅうり農家になれる無料の『きゅうり塾』を開講しています。海陽町には、使われていないきゅうり栽培の畑やビニールハウスがたくさん。きゅうり栽培のノウハウを学んでいただき、その畑を活用して農業を始められるのです。しかも、きゅうり農家は夏季の2〜3ヵ月が休暇時期になります。その間にサーフィンを始めとする海陽町のアウトドアレジャーを思う存分楽しんでいただけるわけです。かつて海陽町はきゅうりの一大産地でしたが、今は後継者不足で生産者が激減しています。でも、だからこそ、移住者が参入できる業種のひとつなのです。
一方で、サテライトオフィスの誘致にも力を入れています。そのために現在、元々デイサービスセンターだった『城山荘』を改修し、いつでも誰でも利用できるコワーキングスペースとして運営しています。企業の方でも、個人事業主の方でも、一度このコワーキングスペースを利用してもらって、海陽町で働く快適さを体感していただきたいですね。
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―これからの海陽町について教えてください。
前田町長:海陽町は、2021年に開催される『関西ワールドマスターズゲームズ』のサーフィン会場に立候補しています。それに先がけ、2016年の3月には海陽町で『四国の右下サーフィンゲームズ』を開催しました。このようなレベルの高い大会が行われることで、海陽町はサーフィンのメッカとして大きな盛り上がりを見せることでしょう。

―海陽町へ移住を検討されている方へのメッセージをお願いします。
前田町長:南国らしい温暖な気候、青く美しい海、町の中央を流れる清流・海部川…。海・山・川で一年を通してアウトドアスポーツが楽しめる自然豊かな環境、穏やかで温かい町民性、海の幸、山の幸、川の幸と四季折々の旬の食があふれる海陽町で、心を解き放ち、四季を肌で感じる暮らしを始めてみませんか?海陽町でしか感じることのできない生活があなたを待っています。main kaiyo