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【移住エッセイ第5回】美波町へいらっしゃい!

まだ元気なうちに地方へ移住し、介護が必要になってもその土地でケアを受けながら暮らしたいというアクティブシニア。元気だからこそトラブルも引き起こす可能性があります。

アブないシニア

 

移住先と決め、引っ越して来た日、
「ウチの家ってどこでしたか?」
一年間はおとなしく静かに生活し、慣れて下さい。と、必ず移住者の方におすすめする。
特にアクティブシニアと呼ばれている都会からの男性に。

右も左も分からない土地へ来た。
受け入れてくれたお礼に何か為になることがしたい、とおっしゃる。まずは役場で手続き。自宅に迷わず帰られ、近所に何があり、ご近所にはどんな人が住んでいるのか、店やスーパーはどこにあって、水回り壊れていたら、家が傷んでいたら誰に頼む。
自分の生活整えることが最優先です。
地域への恩返しは、住民票移して下さっただけで十分。

一年目。病気すると思って用心したほうがよい。
環境変わるから。高血圧、アレルギー、骨折など、
「厄払いですね」
と、慰めるけど町の病院では満足せず、医者はどこ、車に乗って40分の総合病院へ走ることになる。

見慣れないヨソの人は目立つ、町の人は興味しんしん。三十分、長くて一週間後に、
「あんなことしてた、こんなこと言ってた」
と聞こえてくる。
イヤと思わず、買い物かごの中身まで見られていると思って行動したほうがよい。
一年もしたら慣れる。

一年目は失敗しても許される。ヨソからお出でたんや仕方ない。知らなかったで済ませられる。
若い人には、
「あーあ若いけん仕様がないな」
ただ、この町の常識越えた事やって迷惑かけたら一生言われる。
それも蔭で。
町の常識、暗黙のルールとは何か、当たり前に楽しく生活するための各町の知恵と癖、体で覚えていくしかない。生活しながら行事にも参加し、分かって欲しい。

二年目あたりから目だたなくなる。三年もしたら風景にとけ込み、町の人になっていく。体の調子、生活整え、支えてくれる知り合いつくり、そこからですよ、何かするのは。
人との距離が近い分、注意してても思ったことの掛け違いやすれ違いがおこる。早めに気づき修正し、先に待つアクティブな日々の暮らしに繋げて欲しい。

ご自分の一方的な善意や常識押しつける、アブないシニアはお断り。

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▲美波町では60歳代も”おねえさん”。地域に溶け込むためにも、まずは1年、様子をみてください。(※写真はイメージです)

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【移住エッセイ第三回】美波町へいらっしゃい!

空き家はあるけど、貸してくれいない…。あなたの地域もそんな悩みはありませんか?

 

空き家あく

貸してくれませんよね?
「貸してくれます」
どうやって?
「貸して下さい」
と持ち主に言えばよいのです。

全国にいっぱいある空き家、貸してくれないと自治体は言う。調べるだけで空き家があくわけない。
貸して欲しい空き家があれば、持ち主捜し、貸して欲しい理由を述べ交渉すればよい。自治体が交渉出来ず、時間ない場合は誰かに頼めばよい。
誰に頼む?
業者か地域をよく知ってる地元の方、お好みでどうぞ。

貸して欲しい理由が重要。
借りたい人があってこそ説得力は増す。借り主捜しが最優先。
借りてくれるアテもないのに、貸して下さいは失礼。
人は貸すと決めた時から、いつ借り手が付くか気になる。
借り手決まり、毎月入るお金見て、
「お金のことなんていいと思ってたけど、毎月入るのは嬉しいな」

自治体のホームページ、空き家バンク写真の多くは、住みたいとは思えない。草が生え雨戸の閉まった空き家。数だけ並べて満足し、さぁどれにします。決まる訳がない。
人が住んでこそ家。

借りたい移住者が現れた。
登録してある空き家見せても、決まらない。もう少し見たい、もっと良いのがあるかもしれないと思うのが常。
車に乗せ町を走る。どこがお気に召すか探る。
「あすこも空き家、ここも空き家」
と指さすうちに、
「あすこ好き、ここ好き」
押しつけられた物件でない、自分が見て気に入った家が手に入るのが一番幸せ。

アナタが指名した空き家、持ち主が誰か当たってみましょう。
まずは、お隣から。
持ち主がお隣と、どう付き合っていたかが分かる、分かればベスト。分からない時は親戚を当たる。年賀状の住所だけで持ち主突き止めたこともある。

突き止めたら慎重に交渉。
コチラはこういう者です。
借りたい方がいらっしゃいます。
貸していただけませんか。

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▲昨年の夏に地元の大学に協力いただき、美波町日和佐地区の空き家調査を実施。点のついているところが空き家。状態も様々だ。

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影治信良町長インタビュー第3回 美波町の可能性

1分でわかる「四国の右下」移住事情
課題解決先進地 美波町
影治信良町長インタビュー(全3回)

第3回 美波町の可能性

「観光は美波町の大きな資産」と語る影治町長。町を知るきっかけとなる観光や、近年増えつつある滞在型観光を希望する外国人旅行者への対応も含め、今、注目されている短期移住、二地域居住についての可能性を伺いました。

― 最近外国人のお遍路さんの姿もよく見かけるようになりましたし、数週間から数か月の滞在型観光を楽しむ外国人も増えているように思います。最後に美波町のインバウンド対策についてお聞かせください。

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影治町長 2020年の東京オリンピックの翌年、2021年に関西広域連合が主体となって行う生涯スポーツの世界大会『関西ワールドマスターズゲームズ』というのがあって、この大会のトライアスロンの候補地に美波町は立候補しています。決まるかどうかは2016年の夏頃までわかりませんが、以前から中国人の観光客も多いということで、観光パンフレットは英語版と中国語版を作ったりはしています。

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訪日旅行促進事業(ビジット・ジャパン)として小泉政権時に「訪日外国人客を1000万人に増やそう」という国の方針が打ち出され、それ以後急激に増えて、去年1000万人を達成し、今年は1900万人くらいまで増えるだろうと予測されています。徳島県でいえば、にし阿波~剣山・吉野川観光圏へたくさんの外国人旅行客の方が来られているみたいですが、県南部も少し増えているという話は聞いています。徳島に来られる方はどちらかというと欧米人が多い傾向にあるようですが、だからといって具体的な計画をもっているわけではありません。観光協会や旅館組合の方たちと話をしながら、徐々に取り組んで行くのがいいんじゃないかと考えています。

 

― とはいえ、東京オリンピックや関西ワールドマスターズゲームズが開催されれば、美波町を訪れる人も増えると思います。

影治町長 2021年のトライアスロンの大会が美波町に決まったら、加速するとは思います。ただ、徳島県や県南部が一体となって「こうしていこう!」という風にしないと、美波町だけでは難しい。だけどどこかの地域がモデルとなって一歩踏み出さないといけないとなれば、それは美波町が担っていきたいと思っています。旅館やホテル、民宿など商売をされている方と共に環境整備をやっていかないと、行政だけが先走ってやってもダメ。観光はこの町の大きな資源ですから、インバウンドの対策も確かにやっていかないといけないところもありますが、サインやメニューなど直さないといけない手間のわりに、来るか来ないかは未知数ということもあって、住民のみなさんと足並みをそろえないといけないと思っています。

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― トライアスロンが決定するか否かが、一つの転機となるわけですね。

影治町長 仮にトライアスロンが決まらなかったとしても、マラソンなど、いくつかの競技は徳島県で行われると思います。オリンピックもそうですが、2019年にはラグビーワールドカップもありますし、合宿誘致などの話も出ています。日本は島国だから飛行機で移動するというと面倒なイメージがありますが、アメリカやヨーロッパの方は国内を飛行機で移動するのは日常的なこと。合宿地が開催地から少々離れていても気にしないとこころがある。そういうイベントを通じて、各国の方と交流が深まれば、それが地域の自信にも繋がる。基本的には、なんでもやっていこうというスタンスなので、いいチャンスに巡り合えればと期待しています。

― お忙しいところ、お時間をいただき、ありがとうございました!

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影治信良町長インタビュー第2回 移住・定住成功の秘訣

1分でわかる「四国の右下」移住事情
課題解決先進地 美波町
影治信良町長インタビュー(全3回)

第2回 移住・定住成功の秘訣

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影治信良町長インタビュー、第二回は移住・定住成功の秘訣。移住してきた人たちとのふれ合いの中で、「海、山、川がコンパクトに暮らしの中にあることが美波町の強み」と教えてもらったと語る影治町長。若者を呼び込むきっかけとなったサテライトオフィスの誘致や、新たな町づくりについての構想も伺いました。

 

― 伊座利をはじめ、美波町への移住・定住が成功してきた決め手は何だと思われますか?

影治町長 私の感覚では移住は「人」かなと。お世話をしてくださる「人」。町から移住コーディネーターを委嘱している小林陽子さんや、サテライトオフィスの第一号で来ていただいた『サイファーテック株式会社』の社長・吉田基晴さん、この二人のように美波町が好きで、美波町のためにと熱い思いを持った人が核になって動いてくれていることが、町に移住者が増えている原因だと思います。

それからもうひとつ。「自然豊か」というのがあると思います。都会を除けば、日本はどこでも自然豊かなんですが、美波町は海、山、川、空がこぢんまりとすべて揃っている。これは来られた方から聞いて気づかされたことなんですが、海、山、川の3要素が揃って、生活や遊びの中で近い関係にある町は少ないらしいです。

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そうした魅力に着目し、町が移住対策を行う前から、自分の目と感覚で美波町を見つけ、来られた方たちも割とたくさんいらっしゃいます。カヌーイストの野田知佑さんや、絵本作家の梅田俊作さん、料理店をするために大阪から来られた『ひわさ屋』の井岡さん、アウトドアの『クーランマラン人力旅行社』の杉本さんもそうですね。こう言うと傲りみたいに思われるかもしれないけど、もともと地理的なポテンシャルがあるのかもしれない。四国八十八カ所霊場の第23番札所・薬王寺さんのお膝元ということもあって、外から来られる人に対して、あまり閉鎖的でない町民性も、素地となっているのかもしれないと思います。

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― その方たちともつながりがあるが、現在移住コーディネーターとしてご活躍されている小林陽子さんですね。小林さんをコーディネーター役として白羽の矢を立てたのはなぜでしょうか?

影治町長 陽子さんとは新聞販売店やオペラプロデューサーをさてれていた時からの知り合い。オペラプロデューサーとして、町の文化的な活動もお手伝いいただいたり、新聞販売店もされていたので、町内の空き家事情にも精通している。そのどちらも辞められるというタイミングで「私も町の役に立ちたい」という話があって、自然な流れでお願いしました。「コーディネーターとして誰か探していた」というのではなく、話をしていた中で出てきたことで、時期としてはちょうどサテライトオフィスの頃と重なっていますね。

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― 美波町のサテライトオフィスも神山町と同じ12社。勢いがありますね。

影治町長 小さい町なのに移住に関しては役場内で3名の担当者をつけています。移住交流に関しては秋山、サテライトオフィスには鍜治、地域おこし協力隊など全体的な移住に関する窓口は西口。陽子さんや吉田さんが町のために孤軍奮闘しているというのではなく、行政もきちんとフォローして、一緒にやっていくという姿勢をとっています。

こうした担当を置いたのはサテライトオフィスに関して吉田さんから「担当を置いて欲しい」という要望があったため。最初は産業振興課がサテライトオフィスの窓口を兼任しては…と考えていたんだけど、「専属の人を置いて欲しい。その人に東京に来て勉強してもらい、美波町へ来たいという会社があれば、コーディネート的な仕事をして欲しい」という話があって、部門分けして3人が担当することで、町としてのバックアップ体制を整えています。

 

― 行政や民間団体だけでなく、移住・定住は地域で取り組む問題に発展してきているように感じます。

影治町長 そうですね。空き家があっても、地域の人が迎え入れてくれないと、住む・暮らすということが難しいと思います。サテライトオフィスが最初にオープンした田井地区や、『美雲屋』のある恵比須浜の町内会は、非常に濃い付き合いをしていて、お祭りや地域の行事にサテライトオフィスやその町に来た若い人たちも参加し、地域に馴染んでいます。サテライトオフィスはまだ走りかなと思っていますが、今後、爆発的に地域に与える影響が加速度的に強まる時期が来るのではないかと思っています。今は壷の中でフツフツを熟成しているような時期と捉えていて、あと少し、何社、何人という具体的な数は分からないんだけど、どこかのタイミングで大きく成長すると思っています。

現在は飲食店や販売店が閉店していく方が多いけれど、彼らが来ることによって「この辺で店をしてみようか」と、逆転が起こるんじゃないかと。薬王寺さんには年間70万~80万人が来られるんだけど、大浜海岸の方までは行ってもらえなのが町の課題でもあるんだけど、薬王寺さんから桜町通り~大浜海岸といったルートが“サテライトオフィス通り”みたいになれば、「どんなところだろう?」と思って来てもらえるかもしれない。そうするとそこで「みやげもの屋をしてみようか」とか、「雑貨屋さんをしてみようか」とか、賑わいが生まれることを希望しているところはあります。

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― そうした変化に対して、なかなか受け入れることができない保守的な考えの方もいるのではないでしょうか?

影治町長 確かにサテライトオフィスに対して「雇用力があるわけでないから、来てもすぐに帰ってしまうんじゃないの?」とか「ブームが過ぎたらおらんようになるんだろ」と言う人もいるとは思いますが、私はそれよりも彼らが来ることによって、外からの考えに触れることや地域との交流によって生まれるものに、価値があると思っています。

サテライトオフィスはIT関連の企業が多く、彼らのインターネットを通じた発信力はすごい。いいことはもちろん、地域のマイナス面も流れていくので、裸の美波町を見ていただいて、それで気に入ってもらえるのがいいと思います。

移住先として「選ばれる町になりたい」と思っていますが、「来てね、来てね」というガツガツ感はない。迎合するという考えではなく、美波町の魅力を掘り起こし、再構築して、新たな価値を作り上げることによって選んでもらえる町になればと思っています。自分たちの町を誇りに思い、移住交流に取り組むことで好循環につながっていけばいいと思っています。(つづく)

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影治信良町長インタビュー 第1回 伊座利モデル

1分でわかる「四国の右下」移住事情
課題解決先進地 美波町
影治信良町長インタビュー(全3回)

第1回 伊座利モデル

 

2006年(平成18年)3月31日、海部郡の日和佐町(ひわさちょう)、由岐町(ゆきちょう)が合併して誕生した美波町。四国八十八カ所の第23番札所・薬王寺のお膝元として、古くからお遍路さんが往来し、日和佐うみがめ博物館や大浜海岸など見どころも多く、観光の町として発展を遂げてきた。ここ数年は『伊座利モデル』といわれる漁村留学による地域おこしや、サテライトオフィスの誘致、移住コーディネーターの委嘱など全国に先駆けた取り組みが注目を集めている。そんな徳島県美波町の影治信良町長にお話を伺いました。

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― 人口減少や消滅可能性都市などの言葉が飛び交う中、美波町は2014年、合併以来初めて社会増に転じました。美波町の取り組みについて、視察や問い合わせが増えているのではないでしょうか?

 

影治町長 社会増に転じたのは、ここ3年くらいの期間、移住やサテライトオフィスの誘致に取り組んできた成果が現れてきたんだと思います。地域のみなさんのおかげですね。

 

― 「移住者を呼び込む」「受け入れる」という体制は、今でこそ地域の課題として浸透していますが、伊座利(いざり)の取り組みは全国に先駆けたものだったと思います。

 

影治町長 伊座利が移住者と受け入れ始めたのはまだ由岐町の頃ですから、今から15年くらい前でしょうか。由岐中学校の伊座利分校と伊座利小学校の二つが合わさった『伊座利校』という学校があり、親しまれていたんですが、その存続が危ぶまれた時期がありました。その時、地域のみなさんが「なんとか続けて欲しい」と町へ働きかけるも、思うようにいかなかった。それで「学校の灯を消すな!」を合言葉に、2000年4月、約100名の伊座利地区の住民全員をメンバーに『伊座利の未来を考える推進協議会』が結成され、地域が一丸となった取り組みが始まりました。
伊座利地区は美波町の東端にあり、三方を山に囲まれた町内でもっとも小さな集落です。最盛期には400人くらいが暮らしていましたが、1995年には97人まで減少しました。人口の減少、生徒数の減少という現実を打開するために始めたのは、県外の子供たちを対象にした「海の学校」という漁村留学。「海の学校」は「子供だけ預けたら面倒見てくれる」といった里親制ではなく、「子供は親と暮らすのが一番」という思いから、親も一緒に来ることが条件でした。ある程度覚悟を決めて伊座利へ来る親子に対して、地域で共に暮らしていけるかどうか、地元の人が面接を行うというスタイルも珍しかったと思います。そんな取り組みが功を奏して、少しずつ人が増えています。

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http://www.izarijin.jp/伊座利を知りたい人のためのガイドサイト

― 取り組みを始めて6年で130人くらいまで増えたと聞きました。

影治町長 そうですね。伊座利の高齢化率は美波町内でも低い方です。それだけ子供や若いお父さん、お母さんが多い。住み続いている人もいますが、進学や仕事の関係で出ていく人もいるので、今現在も若い世代の入れ替わりがうまくいっているのだと思います。

― 「漁師になりたい」という相談にも応じているそうですね。

影治町長 漁業権も割とオープンにしていますからね。美波町には由岐に6つ、日和佐に1つ、合計7つの漁協があって、これだけ小さい町に7つも漁協があるのは珍しい。その中でも大敷網をやっているは伊座利だけという利点もあったと思います。朝獲った魚を女性部が買い取って『イザリCafe』で提供する。鮮度もいいし、値段も安い。伊座利の漁師さんが営む阿南市那賀川町の『弘伸丸』という食堂でも出していますが、すごいボリュームで食の細い人は食べきれないくらいですよ。(つづく)

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【新連載!】美波町へいらっしゃい!~移住コーディネーターの現場報告~

美波町の移住コーディネーター・小林陽子さんによる移住の現場エッセイがスタートします!町の人口減少を憂い、30年間、奮闘してきた小林さんは、定住率100%を誇る凄腕。徳島県出身の作家・瀬戸内寂聴さんが主宰する『寂聴塾』で学んだ独自の表現力で、地域が取り組む地方創生をユーモラスに描き出します。毎週金曜に配信しますので、お楽しみに!

【第1回】

移住ハンター

本日のお土産はスダチ三個とする。
オバチャン、籠の中のスダチ、ガバッと掴み、
「頂戴ね」
来たな、移住ハンター。

大阪・東京と大都市で月に一度開催される移住フェア。町から三人で出かける。一人は呼び込み、ブース二人で待ち受ける。
各県、知らない町のブースがズラリと並ぶ。一様に幟立て衣装はハッピ。お金かけ、気合い入ってるかどうか、歴然と差が出ている。
移住希望者、ほぼアウトドア衣装。

迎え撃つコチラ、都会へ行くからオシャレしてお出迎え。ハッピの中では異質。

「いらっしゃいませ」
入り口で書き込んだアンケート頂く。
「市内で母と二人暮らし。介護が大変で田舎へと思いまして」
どう見てもこの女性六十才以上。アンケート見ると四十六才。夫と二人暮らしと書いてある。相手する必要無し、役場担当に交代。
スダチ、タップリ持ち去られる。ショッピングカー、各地の物産で膨らんでいる。

「いらっしゃ」
若い男性、イケメン。おいくつ?出身は?独り?仕事は?
「IT関係です」
都会に疲れ、人に疲れ、仕事に疲れ、ほぼ病気。
「人のいない自然の中で暮らして、農業・漁業したいんです」
来た、ポッツン系。
この手の若者多い。誰もいないとこでポツンと暮らし、自然相手に仕事がしたい。
色白、キレイな手してる。土いじりなどしたことも無く、ましや魚など触ったこともないんやろう。
同じ歳ぐらい、息子のことが頭をよぎる。
「ご飯、ちゃんと食べてるの?」
お給料はいくら?
「知ってる、田舎の給料って15万円ぐらいよ」
農業・漁業なんて無理無理、と言わず聞いてあげる。
地域おこし協力隊、インターン、お試し農業・漁業・林業体験など、お金もらいながら田舎暮らし体験できる選択肢もある。
若いからやり直しきく。一度は田舎暮らし体験しリセットしてもいいだろう。移住できる選択あると思うだけで今の暮らし持ちこたえられるかもしれない。
「ほかのところも回って話聞いてごらん、良いとこいっぱいあるよ。ウチにも是非来て、待ってるからね」
顔に少し、赤みがさしてきた。

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▲徳島県の特産品スダチ。カボスとよく間違われますが、ピンポン玉くらいの大きさの柑橘です。果汁は搾って、皮はすりおろして風味つけに。徳島県民には欠かせない食材です。

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J子さんのアトリエにお邪魔しました

四国の右下を代表するアーティストといえばKESHIHAN洞J子さんです。

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消しゴムはんこだけでなく、イラストレーターとしても活躍され、県内のイベントポスターや商品パッケージなど多数手掛けていらっしゃいます。そんなJ子さんが活動の拠点としている牟岐町のアトリエにお邪魔しました。

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徳島県への移住を推進する「住んでみんで徳島で」のポスターもJ子さんが描かれました。

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徳島県が打ち出している「VS東京」のコンセプトにそって、つまものの生産販売を行う「いろどり」のおばあちゃんや、林業にたずさわる「山武者」、人形浄瑠璃など徳島で活躍する人たちもたくさん登場します。その根底にはどこか県南部の明るく、ゆるやかな雰囲気を感じることができます。

オリジナルグッズの販売やイベント出店などもされていますので、J子さんのブログもチェックしてみてください。

http://ameblo.jp/keshihando/

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「住んでみんで徳島で!移住相談センター」オープン

徳島県への移住をお考えいただける方に、よりスムーズな情報提供が行えるよう、東京と大阪に「住んでみんで徳島で!移住相談センター」がオープン。

東京では移住コンシェルジュが常駐し、仕事や住まいなどに関して、相談を受け付けます。
大阪では県内市町村と連携し、月1回の定期的な移住相談会を実施。お近くにお住まいの方はぜひ、お越しください。

●東京

「住んでみんで徳島で!移住相談センター」
開所日:平成27年12月1日(火)10時
※業務:火曜~日曜(10:00~18:00) 月曜、祝日定休
場:ふるさと回帰支援センター(銀座ファーマーズラボ)
(東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館6階

●大阪
「住んでみんで徳島で!移住相談センター」相談会

平成27年12月18日(金)10時~18時(徳島県・美波町)
平成28年 1月30日(土)10時~18時(徳島県・美馬市)
平成28年 2月20日(土)10時~18時(徳島県・三好市)
平成28年 3月12日(土)10時~18時(徳島県・那賀町)
場:大阪ふるさと暮らし情報センター
(大阪市中央区本町橋2-31 シティプラザ大阪内1階)

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お試しハウス 改装完了!

美波町役場横のお試しハウスの改装が終了しました。

11月20日(金)に飯泉知事がいらっしゃるということで、急ピッチで仕上げました。

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そのリフォームの全貌をご覧あれ。

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もとは駄菓子屋さんだったので、お菓子の景品も残っていました。
唯一残したパラソル付きチェア。広いテラスで、のんびりするのにピッタリです。

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まるで今日の日を予言していたかのような寂聴さんの色紙も飾りました。

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ここの名称は古道具に書かれた「日和佐 山崎」をそのまま使うことにしました。

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来年の3月末までは徳島県のゆかりの高齢者里帰り事業の県南部の拠点として活用されます。空いている日は、見学は自由。近くに来られたらぜひお立ち寄りください。

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テレワークという働き方

「テレワーク」という言葉をご存知でしょうか?

ウィキペディアには↓のように紹介されています。

テレワーク (Telework) あるいはテレコミューティング (Telecommuting) とは、勤労形態の一種で、情報通信機器等を活用し時間や場所の制約を受けずに、柔軟に働くことができる形態をいう。 また、テレワークで働く人をテレワーカーと呼ぶ。

育児や介護など様々な事情により、会社に出社して仕事をするのではなく、自宅で働きたいと希望する人が徳島県内でも増えつつあります。

今年11月、徳島市南島田町の旧徳島テクノスクールの建物を活用し、テレワーク推進の拠点施設『テレワーク実証センター徳島』がオープンしました。

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Wi-Fi利用OKで、コピー機やパソコンを貸してもらうことも可能です。コピーや印刷は実費ですが、登録を行えばだれでも無料で利用できます。「目の離せない小さな子どもがいる」という人は託児もあり!在宅就業相談会など、無料で参加できる講座もあります。

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センターは徳島県商工労働観光部 労働雇用課から委託を受け、NPO法人チルドリン徳島が運営しています。チルドリン徳島は子育て中のママたちが中心となって活動している団体なので、子育てについてはもちろん、再就職の悩みなど気軽に相談できるのも魅力。仕事を探している人、副業でちょっと働きたいという人はテレワークも選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか?

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テレワーク実証センター徳島
徳島市南島田町2丁目25
TEL 090⁻3187‐9845
開 10:00~17:00
休 土曜、日曜
P あり