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【移住エッセイ第7回】美波町へいらっしゃい!

移住フェアに来られた後、移住希望の方たちは週末や連休に生活環境について詳しく知るために、美波町へ下見にやってきます。その時に町をアテンドするもの移住コーディネーターの仕事です。

 

都会風に暮らす

「諦めなくていいんだ」
東京から移住希望の彼と、町を見に来た彼女がポツンと呟いた。
そうよ、田舎にもネイルできる店はある。

田舎の女性のイメージって、もんぺ姿に麦わら帽子、手にはカマ。
とんでもない。
全員が畑仕事してるワケない。ただ日差しが強いから日傘に帽子、厚塗りの化粧してるオバさんは多い。
私のネイル、オシャレのためだけじゃない。ガーデニング、土で真っ黒の爪の隙間見せたくない。ジェルで固めた爪はシャベル替わり。移住してきたネイリストと相談して、白のフレンチ。
お値段3500円。

彼女曰く、フェアの時エリア絞らず二人で全部見て廻った。
「47都道府県のブースの中で、ネイルしてたの美波町の小林さんだけでした」
女は目の付けどころが違う。

海見て眩しそうなんで、サングラス貸す。
「カルティエなんだ」
車の運転、草刈りにも、サングラスは田舎の必須アイテム。
ブランド店無いし高い。我慢なんてしない。中古で十分、ヤフオク!でショッピング。

お値段4000円。
「こんなに綺麗なところがいっぱいあるんだ。越して来なくっちゃ、衰退させたらダメですよ」
海眺め、彼女が言ってくれた。

行列の出来る店は無いけど、古民家レストランで、都会なら一万円相当のフランス料理、5000円で食べられる。
地下鉄は無く、JRが一時間に一本なので車は必要。
白いフェラーリ、赤いポルシェに乗ってる人もいる。倉庫に入れ、普段は軽トラに乗ってる。

東京、駐車場代一ヶ月25000円もする。こっちは3000円。
彼がお母さんと住んでるマンション、家賃14万円。彼女の家賃と合わせたら、20万円。
こっちじゃ都会の駐車場代で一軒家に住める。

彼の携帯がせわしく鳴る。
「有給をとって来てるんですけどね…」
客は待った無し。24時間、かかってくる電話には出ると言う。
田舎じゃ仕事の選択肢も狭まり、賃金単価も落ちるけど…。

あと何か諦めることある?
田舎でゆったり、都会風に暮らしたら?

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